法人登記も完了したということで、次は法人口座を開設するための手続きを開始しました。
ネット銀行
わたしのような起業したての一人会社では、社会的な信用力も実績も無いため、銀行口座を開設すると言っても大手銀行にはなかなか口座は作れません。(それに加えて、大手銀行の口座では口座維持手数料が掛かります)
そのため小規模の企業においては、ネット銀行でまず口座を開設し、そこで実績を積んだ後に大手銀行口座を開設するという流れが一般的なようです。
ネット銀行のメリットとしては、口座維持手数料が無料で、振込手数料も安い、預金金利が高いなどがあります。一方でデメリットとしては、取引先からの信用度が低いことや、窓口で相談できないことなどがあるようです。また公金の取扱指定金融機関でないことも、デメリットとして挙げられていることもあります。
とはいえ、現時点で最速で銀行口座を開設するにはネット銀行しかないので、今回はとりあえずネット銀行のメジャーどころに口座開設を申請することにしました。
ネット銀行としては「GMOあおぞらネット銀行」「住信SBIネット銀行」「PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)」「楽天銀行」の4行が代表的と言われており、このうち3行に対して「マネーフォワード会社設立」経由で口座開設を申し込みました。
GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行は2018年7月に誕生した比較的新しい銀行で、手数料の安さに特徴があるようです。また口座開設に合わせて「Visaビジネスデビットカード」を年会費・発行費無料で作成できるため、特にはじめての銀行口座としておすすめされています。
口座開設にあたっては、口座開設申し込みフォームに必要事項を記入した上で、「会社概要がわかるもの」と「事業活動状況が具体的に確認できるもの」を提出する必要があります。
わたしの場合、会社概要がわかるものにはホームページに掲載している「会社概要」「事業内容」「プロフィール」を提出し、事業活動状況が具体的に確認できるものには、個人として発行した領収書と銀行口座の入出金記録を提出しました。
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行も各種手数料が安いのが特徴ですが、その他のサービスとして目的別口座を作ることもできます。
現時点では口座を分けるメリットはあまり理解できていませんが、仕入れ用口座や特定のクライアント専用口座などを作って管理できるようです。
申請に必要な書類としては、専用フォームに記入することで自動作成される「口座開設確認書」に加えて、代表者の本人確認資料を提出する必要があり、わたしは運転免許証のコピーを提出しました。
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
PayPay銀行はジャパンネット銀行を前身として2021年4月に社名変更された銀行です。
イマドキ感の強い名称ですが、ジャパンネット銀行自体は20年前に日本初のインターネット銀行として誕生した銀行で、安心・安全の信頼に定評があると言われています。
申請にあたっては「普通預金口座開設申込書」「特定取引を行う者の届出書」「運転免許証」に加えて、会社実態の確認資料として「ホームページ」と「法人設立届出書(控)」を提出しました。
まとめ
どうなるかはわかりませんが、とりあえずネット銀行3行に口座開設を申し込みました。ネット上の情報を見ていると、最近はマネーロンダリングの関係で口座開設が厳しくなっているという情報もあるので、、、
ちなみに「楽天銀行」については、口座開設にあたって固定電話回線が必要になるとのことで申し込みできていません。固定電話回線に関しては、現在のところ必要性を感じていませんが、上記3行の申請が全滅した場合には導入しないとダメかも知れません。