本日から新たな電子書籍(kindle本)の執筆を開始しました。
今回で4冊目でそろそろ慣れてきても良いはずなのですが、未だに作業し始めるのが少し億劫です。
電子書籍の製作手順
電子書籍の製作はおおよそ以下の手順で行います。
- テーマの決定
- 章構成の決定
- 本文執筆
- 図の挿入
- 校正
- 表紙作成
- epub変換
- 紹介文作成
- アップロード
ここでは各工程でどのような作業を行うかを簡単に紹介します。
①テーマの決定
まずはじめにテーマを決定します。
このテーマの決定が売れ行きに最も影響する部分で、読者のニーズを適切に汲み取り、かつライバルの少ない分野を見つけ出すのが大切です。
②章構成の決定
全体のテーマが決まったら、次に本の章構成を決めます。
章構成は書籍の内容によってかなり違ってきますが、ハウツー系の書籍の場合は、基本的な知識から徐々に積み上げていき、最終的にテーマに関する知識を体系立てて習得できるようにすることが多いです。
③本文執筆
ここからいよいよ文章を書いていきます。
文章を書き始めるにあたっては、執筆中に余計なことに頭を使うことがないように、あらかじめ文末表現などのルールを決めておくほうが良いです。
④図の挿入
③と並行するときもありますが、文中の必要な箇所に図を挿入します。
図を挿入することで、本文の言い回しや表現方法を変更することもあります。
⑤校正
まず大切なことは、1度で完璧を目指さないことです。
これは本文執筆も同じですが、一つ一つにこだわり過ぎていると完成に至ることはできません。
そのため③~⑤の工程を最低でも5回くらい周回することを前提に、文章の表現、場合によっては章構成を見直していきます。
⑥表紙作成
文章が完成したら、販売ページに表示させるための表紙を作成します。
表紙によって読者の目に留まるか(インプレッション数)、クリックするかどうか(CTR:クリック率)が決まるため、表紙は非常に重要です。
これは、YouTubeにおけるサムネイルと同じ考え方です。
⑦epub変換
epubは耳慣れないかもしれませんが、執筆したデータ(Word、PDF)を電子書籍用のデータフォーマットである epub形式に変換します。
epub形式への変換は、一般的なソフトウェアでは対応していないため、無料のクラウドサービス「Romancer」を使って行います。
⑧紹介文作成
販売ページに掲載するための紹介文を作成します。
レビューで高評価を得るためには、想定読者を明確にしておくことが重要です。どんな内容の書籍でも万人が良いと感じることはありません。
執筆にあたっても、誰に伝えるべき内容なのかは決まっているはずなので、その読者へ届くように想定読者を記載しておきます。
また読むことで読者が得られるベネフィット(利益)もきちんと伝え、読む価値がある本であることをアピールします。
⑨アップロード
すべての準備が整ったら、KDP(キンドル・ダイレクト出版)のサイトに epub形式のデータをアップロードします。
表紙や紹介文に加えて、価格やロイヤリティなどすべての設定が完了したら、いよいよ出版登録を行います。
実際に出版が開始されるのは、登録完了後 24~48時間後となります。
工程を改めて書き出してみると、先はまだまだ長そうです。