先日予約開始された α7Ⅳを予約したことをお伝えしましたが、それ伴って a7cを手放すことにしました。
ここではその理由について語ります。
性能面
α7Ⅳは次世代のベーシック機ということもあり、全世代の a7Ⅲから大幅に性能がアップデートされています。
そして a7cと比較しても、 a7cが a7Ⅲのコンパクト版という位置付けであるため性能面で大きな差があります。
その中でもわたしが特に重視しているのが「解像度」と「10bit」。
解像度
解像度については、a7cが 2420万画素、α7Ⅳが 3300万画素となっており約 1.35倍ほど高画素化しています。
画素数については、暗所性能(ノイズ感度)とのトレードオフになることが一般的なようですが、α7Ⅳについては暗所でのノイズ性能もそれほど問題ないとの触れ込みです。
そのため、高画素化による暗所性能に問題がないのなら、単純に高画素機のほうが特に静止画では使いやすくなってきます。
10bit
α7Ⅳは色深度 10bitでの動画撮影が可能です。
以前の記事で、カラーグレーディングした際のバンディング対策についてお伝えしましたが、そこでネックとなったのが a7cの 8bit収録という壁です。
10bit と 8bitでは各色で階調範囲に4倍の差があり、RGB全てを加味すると 4の 3乗倍、つまり 64倍もの差があることになります。
これは色域範囲にすると 8bitが約 1677万万色であるのに対して、10bitでは約 10億色という違いになります。
そしてこの色域範囲が広いことによって、動画でカラーグレーディングした際にもバンディングが発生しづらくなると言われています。
※とはいえ、いくら10bitで撮影できようとも、動画の書き出し設定や視聴環境によってはバンディングが起こり得るようなので、このあたりは試行錯誤しながら最適設定を見つけていく必要がありそうです。
結論
ということで、性能面における a7cの優位点は重量しかなく、またわたし自身が2台のカメラを同時に使いこなせない可能性が高いため、今回 a7cを売却することにしました。
売却にあたっては a7Ⅳとの交換で「マップカメラ」にて下取りしてもらいます。
ちなみに a7cは、2021年7月にマップカメラ 楽天市場店で中古を購入しており、その時の価格が税込みで ¥186,800。
そして今回の下取りが、「ワンプライス買取」+「買取見積もり10%up」+「買取優待シール 3%up」+「買取アップチケット 10,000円up」を適用することで ¥167,070となる見込みです。(ワンプライス買取なので減額になることはないはず)
つまり使用期間が約 6ヶ月で 2万円程度の費用を負担しただけということになり、月々の価格にするとわずか 3,000円程度しか掛かっていないことになります。
このあたりは流石 Sonyの人気機種。売却価格が高いことを考えても、a7cはフルサイズの入門機として最適と言えそうです。